(注記)

 

このページに掲載される各情報は、各ページ作成時に公表されている資料をもとにしています。

 

資料に関しては、すべての情報が利用可能な状況ではありません。

たとえば、東京電力並びに政府は、事故発生時から2011/03/12午前3時ごろまでのプラントに関するパラメーターをほとんど公開していません。 (2011/05/11現在)

もちろんこれには、技術的な理由もあるのですが、その他にも、誰にもわかっていない、見えていないこと等もまだまだたくさんあります。

 

2011/05/16 東京電力は訂正版のパラメーターを公開、さらに膨大なプラントデーターを公開しました。

 

 

また、作成者の知識並びに調査能力、理解力の限界があります。(この底は相当浅いものです。)

 

したがって、事故の要因、程度等については、未確定です。

正確な事故の要因、事故の拡大進行の過程、程度や影響等の確定には、法的な権限を持った正式な組織(事故調査員会等)の調査や捜査を待たなければなりませんし、相当の時間がかかるものと思います。

 

事故調査委員会には、事故の技術的な側面だけでなく、事故対応における、総理および政府並びに関与した政治家、専門家、各関連機関の果たした役割(プラス、マイナス両面)についても調査検証をしていただきたいと思います。

 

 

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メインプレーヤー(mp)

東京電力
(tepco) 

 

 

 

Personal Interests Research and Data Storage

2011/08/19

 

今回の福島第一原子力発電所の事故への対応、事態の収束、そして廃炉へ向けて、

多くの企業が係わることになります。

 

以下に、単体、またはJVの一員として参加している、主なプレーヤーを記載しておこうと思います。

個別の課題に、技術的な支援をしたり、機材を提供したりしている企業もたくさんあります。

それらはまた、別に扱う予定です。

 

 

 

 

従業員(人)

 

資本金

(百万円)

純資産

(百万円)

連結

単体

東京電力株式会社

676,434

2,516,478

52,452

36,328

http://www.tepco.co.jp/ 詳しくはこちらで

 

  (メーカー、電設系)

株式会社 東芝

439,901

1,127,622

203,899

34,539

http://www.toshiba.co.jp/

原子力事業本部が中心

Westinghouse Electric Companyはグループ会社

BWR・PWR両方の原子炉を提供可能 もちろん制御系、タービンや発電機なども

据え付けやエンジニアリング、検査、コンサル等々

The Shaw Group や、The Babcock & Wilcox CompanyExelon Corporation

その他、アメリカの原子力関連企業からも、多くの支援申し出を受け協力しながら、事故に対応しているそうです。

発災後から、本社と磯子に専門対策チーム設置

5/23時点で1900人体制

 

株式会社日立製作所

408,810

2,267,845

359,746

31,065

http://www.hitachi.co.jp

日立GEニュークリア・エナジー株式会社が中心(日立約80% GE約20%)

BWRと、発電周辺製品さらに建設やエンジニアリングも

フロントエンドからバックエンドまで

三菱重工業株式会社と共同で、今回の支援に取り組んでいるそうです。

3月11日、24時間体制の「原子力緊急対策室」を設置、技術や作業者約500名を現地に投入

「福島原子力発電所プロジェクト推進本部」(4/12)で、米国の電力会社、エンジニアリング会社等の協力を得て日米専門家チームを立ち上げ

 

三菱重工業株式会社

265,608

1,328,772

67,669

34,139

http://www.mhi.co.jp

原子力事業本部が中心です。

ただしPWRが中心の製品です。

しかし、三菱重工は、大型客船から、航空機、ロケット、戦車、シールド式掘削機、淡水化プラントなどなど・・・何でも作れるんじゃないの?的な企業です。

という事で、今回もメガフロートの改修、高線量対策を施したフォークリフトの製造等でも、協力しています。

上記のように、日立製作所と共同で支援に取り組んでいるとの事です。

AREVAとは原子力分野で協力関係にあります。

 

株式会社 関電工

10,264

177,536

8,665

6,390

http://www.kandenko.co.jp/

関電工は、電気工事を中心した総合設備企業。

東京電力が46.15%を保有する大株主で、売上高(完成工事高)の約40%が東京電力のお仕事です(FY09)

1Fの事故後の動画や画像には、多数の関電工の車両が被害を受け放置されている様子が・・・

2号機タービン建屋でケーブル敷設中に、高濃度汚染水に足をつけてしまい被ばくし方は、関電工の社員さんといわれています。 

 

 

  (スーパーゼネコン系)

道路、橋、港、ダム、トンネル、ビル、工場、発電所などなど、

それぞれに、得意・不得意ありますけど、これだけ大集合されると圧巻です。

もちろん、シミュレーションを含めた解析、耐震、土木、止水、防潮などなど、専門分野の知識知見、ネットワークも今回の事故対応に生かされていると思います。

さらに、長期的には廃炉に関するプロセスでも、これらの企業は活躍しそうです。

(放射化したコンクリートなどの処理、土壌の汚染処理など)

 

大成建設株式会社

112,448

297,179

14,461

8,243

http://www.taisei.co.jp/

 

鹿島建設株式会社

81,447

262,164

15,189

8,452

http://www.kajima.co.jp/

福島第一原子力発電所の1-6号機の施工 

 

株式会社竹中工務店

50,000

334,521

12,525

7,740

http://www.takenaka.co.jp/

 

清水建設株式会社

41,381

311,210

14,780

11,016

http://www.shimz.co.jp/

 

五洋建設株式会社

28,070

54,465

3,280

2,674

http://www.penta-ocean.co.jp/

福島第一原子力発電所

(おそらく得意分野の海側の施設?)

 

前田建設工業株式会社

23,454

126,273

3,839

2,748

http://www.hazama.co.jp/

 

株式会社 間組

12,000

28,374

2,484

2,224

http://www.maeda.co.jp/

 

(ちなみに・・・)

(millions of 

euros)

(millions of 

euros)

 

 

AREVA

1,452

9,578

47,851

 

http://www.areva.com/

アレバはフロントエンドからバックエンドまで原子力総合企業

今回、アレバが提供しているのは、汚染水浄化装置の凝集沈殿に関する部分の製品と技術です。

 

 

数字については、2010年の決算情報を参考にしています。

(2011年3月の決算では、東京電力が今回の震災の影響による特別損失を大きく出しているので)

東京電力につていはこちらをご覧ください(準備中)

 

 

企業規模の比較と言うのは、なかなか難しく、本来的には財務、業績、シェアなどのトレンドを見比べたり、デューデリとかをきちんとするべきだと思いますが、

今回はざっくりという事で、2010年(FY09分)に発表され決算等の資料から、資本金並びに純資産(ともに連結ベース)、従業員数(社によって、契約社員等を含む)を記載しておきます。 大まかなサイズ感覚みたいなのはつかめるかと…

ただし、異業種間での、企業規模の比較というのは、産業特性が異なるので、あまり意味がないと思います。