(注記) |
このページに掲載される各情報は、各ページ作成時に公表されている資料をもとにしています。
資料に関しては、すべての情報が利用可能な状況ではありません。 たとえば、東京電力並びに政府は、事故発生時から2011/03/12午前3時ごろまでのプラントに関するパラメーターをほとんど公開していません。 (2011/05/11現在) もちろんこれには、技術的な理由もあるのですが、その他にも、誰にもわかっていない、見えていないこと等もまだまだたくさんあります。
2011/05/16 東京電力は訂正版のパラメーターを公開、さらに膨大なプラントデーターを公開しました。
また、作成者の知識並びに調査能力、理解力の限界があります。(この底は相当浅いものです。)
したがって、事故の要因、程度等については、未確定です。 正確な事故の要因、事故の拡大進行の過程、程度や影響等の確定には、法的な権限を持った正式な組織(事故調査員会等)の調査や捜査を待たなければなりませんし、相当の時間がかかるものと思います。
事故調査委員会には、事故の技術的な側面だけでなく、事故対応における、総理および政府並びに関与した政治家、専門家、各関連機関の果たした役割(プラス、マイナス両面)についても調査検証をしていただきたいと思います。
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Personal
Interests Research and Data Storage 2011/06/09
今回の事故において、いくつかのシミュレーションが話題になりました。
それらの用途は、大きく二つに分けられると思います。
1)将来予測の為の物 放射性物質の拡散の予想
2)既に起きた事象の分析のためのもの 原子炉内でどのよな事が起きたのかの解析
いずれにしても、一定のモデルを利用して、推定値を求めるものです。 モデルの精度により、結果の正確性(推定値(予測など)と、現実(実測値)との差)に違いはあるものの、 シミュレーションはあくまでシミュレーションです。
以下に、作成者のつたない知識で、おおざっぱにシミュレーションの話をしてみます。
これがシミュレーションです。 (というと、怒られるかもしれませんけど・・・ 二つの物の関係をシンプルライナーリグレッションで求めたモデルはこんな感じになります)
ある物の値(X)から、別の物の値(Y)を推定します。
モデルは Y = aX + b です。
モデルとは、実測値の分析(統計的な手法)や理論から求められた、XとYとの関係です。 (ただし、こうなるであろうとか、この辺になるんじゃないの・・・というものです)
このモデルでは、 事実として認識されている(知っているもしくは測れている)Xの値X1とX2から、
推定する値(知らない、これから起こる)Yの値Y1とY2が求めらています。
(当り前の事なんですが・・・・ もし、Y1やY2を知っているのであれば・・・・ このシミュレーションをやる必要はありませんよね)
もちろん、今回の事故に関して、話題になったり使用されたりした、 拡散予測システムや、解析コードはもっと複雑です。
ただ基本的なことは変わりません。
シミュレーションを行うには、 モデルに入力する値を知っている、もしくは入力する値を決めなけらばならない事。
そして、結果は、 あくまでモデルにより導き出されるもので、現実に起こるものと乖離があり得る事。
もし、現実の事態を知っているのならシュミレーションを行う目的は?、 モデリング(モデルを作る)やモデルの精度の確認の為になってしまいます。
Sub Categoriesでは、 それぞれのシミュレーションに触れていこうと思います。
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