(注記) |
このページに掲載される各情報は、各ページ作成時に公表されている資料をもとにしています。
資料に関しては、すべての情報が利用可能な状況ではありません。 たとえば、東京電力並びに政府は、事故発生時から2011/03/12午前3時ごろまでのプラントに関するパラメーターをほとんど公開していません。 (2011/05/11現在) もちろんこれには、技術的な理由もあるのですが、その他にも、誰にもわかっていない、見えていないこと等もまだまだたくさんあります。
2011/05/16 東京電力は訂正版のパラメーターを公開、さらに膨大なプラントデーターを公開しました。
また、作成者の知識並びに調査能力、理解力の限界があります。(この底は相当浅いものです。)
したがって、事故の要因、程度等については、未確定です。 正確な事故の要因、事故の拡大進行の過程、程度や影響等の確定には、法的な権限を持った正式な組織(事故調査員会等)の調査や捜査を待たなければなりませんし、相当の時間がかかるものと思います。
事故調査委員会には、事故の技術的な側面だけでなく、事故対応における、総理および政府並びに関与した政治家、専門家、各関連機関の果たした役割(プラス、マイナス両面)についても調査検証をしていただきたいと思います。
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Personal
Interests Research and Data Storage 2011/07/21
セシウムに汚染された藁を与えられた牛さんが、牛肉として市場に出回るなど、 (ICRP Pub111をちゃんと読んでおけば防げたような気もしますが・・・・) 食品の汚染が、多くの人の心配の種になっていると思います。
大気中のダストに含まれる放射性物質がなくなった(又は有意に減少した)後、 (もしくは、放射性物質が直接飛散してこない地域において)
一般の人が、放射性物質により内部被ばくの影響を受ける際の主経路は、 食品・飲料を通じた経口摂取が主なものになると考えられます。 (汚れた手をなめたり、土を食べるとかもあるかもですけど・・・ それらもこちらで同様に計算してみるのがいいかもしれません)
そこで、 経口摂取を通して、どの程度の内部被ばくをすることになるのかを、 ご自身で計算できれば、 リスク評価やリスク比較にも役立ち、メンタルヘルス上もよいのではと思います。
以下に計算方法と、 検出されいる核種の計算に必要な 係数(実効線量係数:"COMMITTED EFFECTIVE DOSE PER UNIT INTAKE VIA INGESTION" と "gut transfer factors:fi")を示しておきます。
係数は核種、年齢層によって異なります。
ここで言う内部被ばくは預託実効線量です。 (18歳以上は50年間、 お子様は70歳になるまで数値です、詳しくはこちらを(準備する予定))
内部被ばく(Sv) = 係数 * 摂取した放射性物質の量 内部被ばく(Sv) = {fi * e(g)} * (Bq/Kg * 食べた量)
fi は、消化器の吸収係数(年齢に合ったものを下の表から)お選びください。 e(g) は、実効線量係数です、こちらも年齢に合ったものをお選びください
例:セシウムに汚染された牛を食べちゃったぞ、 げげげ・・・ or ぎょぎょぎょ・・・・
食べちゃった牛 3200Bq/kg (仮に全量Cs137だったとしましょう) 暫定基準500Bq/kgだそうです
食べた量 200g (調理により落ちる部分は無視します:保守的にw ユッケは別の理由で危険ですね)
食べた人 >>Aさん:大人(のつもり18歳以上の方) >>Bさん:お子様 10歳
>>Aさんの場合<<
内部被ばく(Sv) = {fi * e(g)} * (3200 * 200/1000) = {1.0 * 1.3E-08} * (640) = 8.32E-06
8.32E-06 = 0.00000832 (Sv) です。 およ、わかりずらいので mSvにしましょうかということで、 * 1000
受けた多内部被ばくの預託実効線量は、 0.00832(mSv) ちなみに、365日和牛三昧(?)をこのお肉ですると・・・といことで、 * 365 1年でやっと 3.0368(mSv)の預託実効線量になります
>>Bさんの場合<< 内部被ばく(Sv) = {fi * e(g)} * (3200 * 200/1000) = {1.0 * 1.0E-08} * (640) = 6.4.E-06
6.4E-06 = 0.0000064 (Sv) です。 およ、わかりずらいので mSvにしましょうかということで、 * 1000
受けた多内部被ばくの預託実効線量は、 0.0064(mSv) ちなみに、365日和牛祭り(?)をこのお肉ですると・・・といことで、 * 365 1年でやっと 2.336(mSv)の預託実効線量になります
以上のような感じです。 こんなざっくりした計算ですが、リスクの評価というか感覚をつかむというかそういうことに役立つと思います。 (もちろん何と比較するべきかという問題はありますけど…)
IAEAが出している 「International Basic Safety Standards for Protection against Ionizing Radiation and for the Safety of Radiation Sources」 に、記されている ”COMMITTED EFFECTIVE DOSE PER UNIT INTAKE e(g) VIA INGESTION (Sv-Bq-1) FOR MEMBERS OF THE PUBLIC” から、検出されている核種を掲載 * fi : gut transfer factors
*手書き(?)で写したんでまちがってるかも、その時はごめんなさいね(オリジナルをチェックしてください)
ちなみに、プルトニウムとかのfiとかを見ると、経口摂取からの影響は大変小さくなることが読み取れたりしますね。 口に入る全体量的にもfi的にも、やはり対策や対応(もしくは心配の)の主ターゲットとすべきものはセシウムという事が言えそうです。
電離則に掲載されている、 検出核種に関する、吸引・経口摂取の係数は、 を参考にしてください。
WHO/FAOのCODEX基準や、WHOの飲料水のガイドラインは、 を参考にしてください。
日本の食品に関する暫定基準は を参考にしてください。
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